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Project 04 | エネルギー会社(東証プライム上場)

多様な人材を活用して市場の変化に対応する
会社全体のモチベーションを上げる

業種的に従来女性社員と男性社員との間に性別的役割意識が強い傾向があり、女性活躍・ダイバーシティ推進に取り組み市場の変化に対応したい、とのご相談がありました。
過去にも「女性活躍研修」や「管理職向けハラスメント研修」など行っていたものの、現場の取り組みに活かされていない、という課題を伺い、女性である私たちの目線で一緒に改革を進め、女性社員はじめすべての社員にとって働きやすい職場環境つくりと、モチベーション向上を目指していきたいと話をしました。

なぜ?制度はあるけど活用されていない!
想いのかけ違いが制度を妨げている

お打ち合わせを重ねていくと、経営陣と管理職、女性社員との間で取り組みに対する意識や認識の掛け違いが生じているのかもしれないと感じました。
まずはそれぞれのセクションでリアルな声を拾い、現実に即した現状把握が必要だと感じたため大規模なヒアリングを行いました。

少人数の座談会形式で
ざっくばらんに話せる環境づくり

組織内の全マネージャーおよび女性社員を対象にヒアリングを行いました。

[課題]

これらの課題に対して行った支援策は3つ

C’s Linkの支援策

1. ヒアリング設計・ヒアリング・レポート作成

ヒアリング内容から現状報告レポート作成、役員・幹部社員向け説明会を実施しました。

2.課題に沿った研修・ワークショップの企画、実施

女性社員へ自身のキャリアを改めて考える機会を創出し、年代でチームを複数に分け、それぞれの立場から課題と解決策についてまとめるワークを実施。
管理職社員へは女性活躍・DE&Iの現状をアップデート、会社がD&Iに取り組むことは女性のみならず全ステークホルダーにとって重要な経営課題であることを共通認識としました。ロールプレイやグループコーチングによる学び合いを実施し、現場で行動する動機づけを行いました。

3.役員・管理職・人事へ発表会、意見交換会を実施

役員・管理職・人事と女性社員各グループとで、ワークショップでまとめた課題および解決策についての意見交換会を実施
それぞれの立場から議論を深め、今後継続的に取り組んでいく礎としました。

これらを進めていくことで各セクションの想いや制度の意味などの共有を行い、想いのかけ違いを一つ一つ丁寧に解消していきました。

若手女性社員もプロジェクトリーダー経験
所属を超えて女性社員同士の繋がり

多様な人材が働きやすい職場環境つくりのワーキンググループが発足、継続的に対話、推進する場が形成され、実際に提案のいくつかは実現し、女性リーダーの登用が増えるなど少しずつ目に見える形で改革が進んでいます。

後日、ワークショップに参加した女性社員から、「制度については会社がやるもの。自分事としてリーダーシップを発揮する意識はなかった。今回の取り組みで次世代に向けて私がやる、という意識が生まれました。」と感想を頂き、個別に質問などが寄せられました。

組織の改善は人の体質改善と同じで、現状把握をし目標を決めたら、一つ一つ課題をこなしていくことで、少しずつ改善していきます。大切なのはトップや当事者が「やる」と覚悟を決めること、内外からの継続した取り組みが必要と改めて感じました。

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